今日は先輩に、何を教えてもらおうかな。
そうだな、仕事も慣れてきたことだし、何か気がついたことはあるかい ?
うーん、そういえば私の叔父さん、小さな会社をやってるんだけど時々運転資金がショートするって言ってました。そして、最近ファクタリングを利用してみたようなんだけど、なかなか当日に契約が終わらないって嘆いていたわ。
それじゃ、今回はファクタリングで早く現金化できるコツを伝授しておこうかな。
助かります、叔父さんきっと喜ぶわ!
ファクタリングの魅力の一つに短期間での現金化が可能という特徴があります。
短時間での資金作りには、消費者金融といった選択肢もありますが、借り入れを採用したくないといった経営者ならば、やはり選択肢はファクタリングに限るといったところでしょう。
ファクタリングのタイプによっては、即日での現金化が可能ということもあり「1日でも早く運転資金を調達したい!」と願うのは、ファクタリング利用者側としても当然のことです。
しかし、必ずしもその日のうちに現金化できるとは限らず、少しでも早い現金化の為にはいくつかのポイントを押さえておく必要があるようです。
【参考記事】2020年最新版 ! 上手にファクタリングを活用する「上級者テクニック」について
目次
ファクタリングの流れを把握しておくことこそ大切
企業経営において、ビジネスの現場で順調に業績を伸ばしていく為には、機を見るということが非常に重要なポイントとなってきます。ファクタリングを利用する方のほとんどは、何らかの原因あるいは状況の変化によって、早急な資金作りに迫られている現状があります。
しかし、ファクタリングで失敗しない為にも、しっかりと現状を見つめながら、先々を見据えた先見性も必要となってきます。そこで、ファクタリングを利用するにあたり、その流れをしっかりと把握しておきましょう。
まずは、ファクタリングの大まかな流れとして以下の一連の流れがある事を覚えておきましょう。
ファクタリング利用時の大まかな流れ
- 申し込み
- 見積もり依頼及び仮審査
- 本審査
- 面談及び契約
- 契約成立
- 入金の確定
ここで重要なのが、ファクタリング会社の与信、つまり信頼度をどれだけ高めていくかという点に尽きます。なぜなら、信頼度が高くなることによって、売掛債権の売却条件や手数料などに反映される可能性が高いからです。
これは、ファクタリングの基本ね。
そうだね、下の参考記事を参照しておくといいよ。
【参考記事】ファクタリング会社が求めるエビデンス提出と審査基準
また、少しでも早く対応してもらえるよう、書類の準備も怠りないよう用意しておきたいものです。希望金額によっても異なりますが、提出書類の類いは、あらかじめ把握することができます。話しが前後しますが、即日に対応しているファクタリング会社を前もって選定しておくことが最も大切です。
一般的な提出書類の種類と内容
まず、ファクタリングにおける必要書類ですが、ファクタリングのタイプやファクタリング利用者が希望する金額によっても異なってきます。また、ファクタリング会社には、大きく分けて銀行系のファクタリング会社と、民間系のファクタリング会社の2種類があります。そして、銀行系のファクタリング会社は審査が厳しいことで知られており、その分必要書類の提出も多いのが特徴です。
銀行系と民間系問わずファクタリング申込前に事前準備しておくべき必要書類とその内容は次の通りです。
ファクタリング申込前に準備しておくべき必要書類
- 身分証明書のコピー
- 登記簿謄本と会社概要が分かる資料
- 売掛債権の詳細を知る為の書類
- 取引履歴のわかる通帳のコピー
- 決算書のコピー
尚、決算書のコピーについては売掛債権が100万円以上の場合のみ必要となる場合が多いです。つまり、書類の提出が少ないのが100万以下といった小口対応、あるいは小口専門のファクタリング会社です。極端に提出書類の少ないファクタリング会社であれば、身分証明書/請求書/通帳といった3点のみで対応してくれるファクタリング会社もあります。
注意しておきたい点としては、即日対応しているファクタリング会社を選ぶことです。たとえ即日でのサービスができなくとも、そうしたファクタリング会社は総じて対応が早く、短い期間での資金化が可能なことが多いからです。
資金繰りが厳しい事業者にとっては即日対応のファクタリング会社がやっぱりうれしいわよね。
必ずしもその日のうちに現金化できるとは限らないけどね。それに、ファクタリングのタイプによってもスピード感が異なるんだよ。
資金がすぐ必要なら「2社間ファクタリング」の一択のみ
ファクタリングにも債権の種類によっていくつかのタイプがあり、売掛債権の売却方法の違いによっても2社間及び3社間ファクタリングに分けることができます。3社間ファクタリングはファクタリング利用者の会社とファクタリング会社の2社間に加えて、売掛先の企業との間の3社間でのファクタリング契約が交わされます。
つまり、2社間に比べて契約する会社が増えますので、ファクタリング会社としても手間がかかってしまいます。そして3社間ファクタリングの最大の難関は、前提条件として売掛先会社の承諾が必要だというところです。
というのも、取引先の会社がファクタリングに関して必ずしも友好的とは限らないからです。当然の事ながら手数料の安さから3社間ファクタリングに魅力を感じますが、売掛先会社に対しての協力依頼となりますので相手に承諾してもらえなければ契約することはできません。
そして、3社間ファクタリングの場合、売掛先会社に自社の資金繰りが厳しいことが分かってしまうため、それ以降の取引関係に影響する可能性があります。
契約に際して強制力もありませんので、断られてしまえばそれまでなのです。その点2社間ファクタリングは、売掛先会社を巻き込むことがありませんので、終始一貫して秘密裏での契約が可能です。つまり、条件さえそろって、15:00までに契約が終了すれば、即日での債権売却も可能ということです。
迅速な対応ができるファクタリング会社選びのポイントとは
昔と比べて私たちが自由に情報を得る機会が随分と増えてきました。インターネットの世界は、あらゆる分野の情報を身近に共有し自在にその発信ができるものです。今や手軽に、手持ちのスマートフォンなどで、自由な情報の閲覧が可能となりました。
どうして、2社間ファクタリングがベストなの ?
3社間ファクタリングのように売掛先企業を含む3社間契約だと時間がかかるからだね。
当然、ほとんどのファクタリング会社でも、自社でのホームページを運営する事が今や常識となっています。ただし、ファクタリングの場合、法的な規制が少ないこともありすべてをうのみにしてしまうのは少し危険です。
実際に多くのファクタリング会社では、そのほとんどが「NO.1」をうたっているものが多く、リピート率や利用者実績、手数料や顧客満足度、買い取り実績や資金調達率など、どのファクタリング会社を見ても自社が一番としています。これでは、ファクタリング利用者が混乱してしまうのも無理からぬものです。
こうした、90%を超えるような高い数値は、ほとんど根拠の薄いもので各社の宣伝文句にすぎないということを理解しておく必要があるでしょう。そこで、利用者側の判断材料としてファクタリング会社選びのポイントを押さえてみましょう。チェックポイントとしては、即日対応可能であるのか、手数料上限の記載/取引可能額/資本力/取引実績などを参考にします。
どこのファクタリング会社もNO.1とかよく見かけるけど、逆に不審に感じるわね。
実害のない誇大広告は、見て見ぬふりをされることが多いからね。
なるほど、手数料なんかを偽ったら問題よね。
そうだね。
もっと詳しく知りたい人は、詳細に解説されている保存版を参照しておくといいよ。
利用者のニーズに合わせたファクタリング契約を
ファクタリングを利用するうえで一番大切なことですが、ご自分の会社のニーズに合わせたサービスの利用をじっくり検討するということです。ファクタリングを利用する経営者の中には、融資やビジネスローンが受けられずに頼みの綱としてファクタリングを利用する方も多いことでしょう。
その為、「運転資金を得られるのだから」と言って、どうしても流されてしまいやすい傾向にあります。本来は、100万円以下の債権売却を検討していたところファクタリング会社がこれに対応していなくて、結局300万円の依頼をしてしまった。また、担当者の言われるがままに契約をしてしまい高い手数料を支払ってしまう。手数料は問題はなかったが、事務手数料や雑費などで、結局差し引かれた金額が増え過ぎてしまい必要としていた資金が足りなくなってしまった。そのほかにも、予定した期日に間に合わず取引相手に不信感を持たれてしまったなどと間違った選択肢によって思わぬトラブルになるケースも少なくありません。
その為、ファクタリングを利用する際には1社のファクタリング会社だけではなく、複数のファクタリング会社に見積もり依頼を出すというのも一つの手段です。選択肢が増えることは、それだけ利用者にとってリスク回避にもつながります。
今日は、いくつかのポイントに絞って教えてもらったけど、あくまでも自分が有利になる事が大切だよね。
どうしても手数料分、売掛金の総額から差し引かれるから、この辺も考えてお得なファクタリング会社を選ぶことがベストだね。
分かったわ ! 叔父さんにそう伝えておく。
それから、銀行系のファクタリング会社は審査に時間がかかるし、小口買い取りには向いていないよ。
はい、了解 !
まとめ
民間のファクタリング会社はどこでも新規顧客の開拓を進めている為、全体的に査定が甘い傾向にあります。ただし、査定が甘ければそれだけ買い取り額が抑えられてしまったり、手数料が割高になるということも少なくありません。
ファクタリングを利用するにあたって、まずはご自分の要望に近いファクタリング会社を選ぶことが大切です。もちろん、一刻でも早い対応を願うのであればファクタリング利用者側も前もっての準備が必要となります。
以上、ファクタリングで少しでも早く現金化するための5つのポイント…でした。
\ メリット盛り沢山 /