ファクタリング利用業種別成功例－貿易業界/並行輸入代理店業

貿易は古くから続く、取引きの原型ともいえるもので、海外との間で行われる商品取引きのことを指しています。

商品を海外に送り出す取引きを輸出といい、逆に国内に導入する場合を輸入といいます。

貿易業界といっても、かなりその範囲や規模が大きいものですが、最近は個人レベルでの輸入も簡単に行えるようになってきました。

並行輸入事業でのファクタリングのメリット

ネットショッピングなどをされる方は、海外の商品などの商品説明欄に、並行輸入品といった文字を見かけることがあるのではないでしょうか。

並行輸入品は、正規のルートを通さず仕入れを行うもので、仕入れ方法としては、メーカーブランドとは関係のないショップなどで、買い付けを行っているものです。

ちなみに、正規ルートで輸入されている商品については、正規輸入品とされているものです。

正規輸入品は、海外メーカーブランドの日本法人、あるいは正規代理店などが直接仕入れ、消費者へと販売されていきます。

一方、並行輸入品は、正規ルートとは異なる仕入れ先で買い付けられ、それを消費者が購入するということになります。

正規品の場合、安く販売してしまうと、ブランドイメージが損なわれてしまう為、基本的に値下げセールが行われることはほとんどありません。

その点、並行輸入品は、仕入れ過程で安く買いつけることができれば、その分価格に反映されることになり、正規輸入品と比べてみると、販売価格を低くする事が可能になります。

ただし、正規ルートでは、保証や不具合にも対応してもらえますが、並行輸入品の場合はそうしたアフターケアが受けられない場合も多く、返品不可能といったケースもよくみられます。

並行輸入事業は、基本的に現金仕入れとなりますので、短期の資金繰りに有利なファクタリングは、かなりの利用価値があると言えるでしょう。

一応肩書きには、貿易事業を営んでいることになりますが、実際には主にアジア圏から商品を仕入れて、ポン国内で販売する並行輸入業者となります。

脱サラしておよそ5年、零細会社ではありますが、長く続くデフレと円高が味方して、仕事は順調にはかどっています。

扱っている商品は、スマートフォンを中心とするアクセサリーの販売で、主に地域の量販店やネットショップなどに商品を卸しています。

また、片手間ではありますが、ネットショップでの並行輸入も行っており、こちらの方も順調に売り上げも伸びています。

最初は一人で、ネットショップでの商売を行っていましたが、専門小売業者からの問い合わせなどもあり、卸売も後付け的に行い始めたといった感じです。

卸し売りの場合、最初は振り込みでの現金商売でしたが、数が多くになるにつれ、決済の方法もでんさいでの取引きが多くなってきました。

しかし早くても、入金が1か月遅れとなってしまい、最近は資金不足が悩みの種となっていました。

というのも、中国などの仕入れ先は、習慣的に現金払い以外は通用しない為、仕入れ代金を集めるのに四苦八苦していました。

海外送金は、通貨間の為替変動に影響されることもあり、十分な資金を持っていなければ商売がやりにくいのです。

そこで、でんさいを債権として、現金化できるファクタリングの利用を思いついたわけです。

でんさいとは、電子記録債権の事で、従来の指名債権や手形債権とは異なり、電子的に記録されることによって安全性が高く、ペーパーレスですのでコストが安くてすむ決済方法です。

とはいえ、手形と同様の扱いですので、基本的に期日が来るまで、現金化する事ができません。

＼メリット盛り沢山／