ファクタリング利用業種別失敗例－サービス業界編/飲食サービス業

様々なサービス世の中でも、身近な存在であり、日常的によく利用するのが飲食サービス業の数々ではないでしょうか。

海外から来られるお客さまでも日本食だけではなく、各国の食文化をベースとした料理がある為、食の面で困ることはほとんどありません。

ファーストフード店から本格的な懐石料理のお店まで、幅広く楽しめるのがこの国の基本です。

飲食サービス事業でのファクタリングのメリット

2018年現在、日本の国内企業数は386万を超えており、そのうち飲食店の数は60万件を優に超える数と言われています。

もちろん軽食を供するお店やお酒主体のお店も含まれますが、その数の多さからみても飲食サービス業の充実ぶりがうかがい知れるところです。

これは飲食店などを経営するに当たり、飲食店営業許可証さえあれば、どなたでも営業を行えるといった気軽さからくるものと推測できます。

専門分野それぞれに調理師免許や技能士の免許などもありますが、資格がなければ営業の許可が下りないということはありません。

もちろんふぐ調理師免許などフグを自前で処理する場合、フグ毒の除去にかかわる資格は必須となりますが、みがき状態であればどなたでも調理することは可能です。

こうした気軽さから飲食サービスのお店は増え続け、ピーク時のバブル期などはさらに多くの飲食店が存在していました。

飲食サービス事業でのファクタリングのメリットですが、一般の飲食店であればほとんどメリットがない、というよりもサービスを受けることはできません。

なぜなら、ほとんどの飲食店が現金商売であり、レジなどでおカネの受け渡しを完結させるからです。

ただし、飲食サービス事業の中でも企業などにケータリングサービス、あるいは仕出しや出前などの配送を行っている場合、請求書を渡す場合があります。

こうしたケースでは売掛金の債権とみなされ、ファクタリングの利用が可能となります。

古くから、実家が地元に根差した仕出し屋を営んでおり、私も学校を卒業すると調理師学校への道へと進み、何件かのホテルで調理を経験いたしました。

長らく元気でいた父も、寄る年波には勝てず、郷里へ帰った際に戻って来て欲しいと懇願され、後を継ぐことを決意いたしました。

5年前の結婚を機に、正式に後を継ぐことになり、もともと和食一本の仕出し店でしたが、基本的には和食にこだわらず、洋風のメニューも随分増やしました。

それと同時に力を入れたのが、お弁当の配送業務です。

いくつかの会社を巡りながら、試食を配る営業は不慣れで、何かと失敗の多い出来事でしたが、現在はその努力が実り、確実に大口の注文を受けられるようになりました。

ファクタリングを利用するかけとなったのは、これまで飲食店は不可だと思っていたのが、自分のところの事業形態であれば、ファクタリングの利用が可能だという事を知った時からでした。

とはいえ、すぐに利用するということはなく、本格的に考えるようになったのは、店舗の老朽化が気になり始めたからです。

もちろん、銀行融資を利用し、改装費に充てることにしましたが、改装中は営業ができないということもあって、とりあえずつなぎにとファクタリングを選択したわけです。

調達した100万円は従業員たちの休業補償に充てる予定ですが、頭にくるのが最初に提示した手数料が上乗せされてさらに別経費が請求されたことです。もう、2度と利用したくないです。

契約のトラブルはどちらか一方が悪いというわけではなく、事前の見積もり所と契約内容をしっかりと確認しておく必要があります。

たちの悪い業者であれば、一般的にはこのくらいです、などと言葉を濁している場合もありますので、契約前にはしっかりと内容を把握しておきましょう。

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