ファクタリング利用業種別失敗例－サービス業界編/リース業

リース業に関してはあまり説明の余地がないと思いますが、今やリース業無くしては会社経営が成り立たないとまで言われています。

年々高度化する社会構造は、設備面もゆうに及ばず性能も良くなり、非常に高額になってきています。

リースの存在は、そうした高額な設備投資を必要とせず、月々のリース費用だけで賄えるところです。

リース事業でのファクタリングのメリット

リース業とはいわゆる物品の賃貸の事で、賃貸取引きの上でリース会社がリース代金として、機材や器具などを貸し出すシステムとなります。

企業にとって、設備投資に係る機器や機材などを、実施で購入せずに使用できるといったメリットがあるものです。

新たな設備投資は多くの企業にとってかなりの負担となるものです。

新規の設備投資は購入費用の為の融資なども必要となり、購入後もメンテナンスが必要で、長年使い続けていけば買い替えも行わくなくてはなりません。

リースの場合は、長期的にみれば、それなりのコストはかかってきますが、メンテナンスを必要とせず、万が一の故障の際にも保障されていることは大きなメリットと言えるでしょう。

現在様々なものがリースされており、基本的には不動産/動産を問わずその対象物件は多岐にわたっています。

例えば、会社を立ち上げる際に必要なオフィスの構築や情報通信機器の設置、工場などの場合は生産設備が主なリース対象となります。

建築業界では様々な建設機械などが挙げられ、自動車から船舶などの輸送機器もすべてリースで対応可能です。

リース事業でのファクタリングのメリットは支払いが非常に安定している為、ファクタリングが行いやすいことが挙げられます。

リース料金を債権として、資金調達可能ですので、借入金とはならないファクタリングのメリットはかなり有利な存在と言えるでしょう。

現在私共の会社は、介護施設や病院などを中心とするリース事業を営んでおります。リース業といっても、機械や器具を設置するだけではありません。

リース後も休日などに突然のトラブルで呼び出されることも多く、故障や機器の不具合などに対処しなければならないからです。

今回は比較的規模の大きい施設の依頼で、最新の機器を導入することになりました。

リース事業のつらさといってしまえばそれまでですが、リース業はレンタル機器の購入が必要になる場合があり、高額な機器になればなるほど、その頭金もかなりの額となります。

その為、常に余剰資金が必要となりますが今回はリースが集中した為、資金不足といった危機になる可能性があったのです。

調達金額は3000万円とかなり高額でしたので、以前利用した事のあるファクタリング会社に、サービスの依頼をしたわけです。

担当者の方は、たぶん大丈夫だろうとの話で、書類などを用意していたところ、数日後に電話があり、今回は見送りさせていただきますとのこと。

詳しく話しを聞いてみると、取引き先が新規の契約だった為、リスク的な問題で買い取りができないという話でした。

何とか、メーカーと話しをつけ、代金の後日払いということで決着しましたが、どんなケースでもファクタリングが利用できるとは限らないのですね。

どうしてもファクタリングは、利用者の会社の状況や状態よりも、売掛先企業の状況を優先します。

特に取引き先が、新規で取引きの実績がない場合、断られる可能性があるということです。

今回は、特に高額の買い取りということもあり、リスクが高く買い取りを控えたものと考えられます。

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