皆さんは「黒字倒産」というものをご存じでしょうか。
主な原因は資金繰りの影響が悪化してしまい、帳簿上の損益計算書(P/L)上では黒字の状態であるにもかかわらず資金が手元に無く倒産を余儀なくされてしまうといった事態です。
逆に連続した赤字決算であるにもかかわらず倒産しない会社も多く、倒産する主要因としては手元の資金が無くなることであることがお分かりいただけるでしょう。
倒産件数自体はバブル期以降随分と減ってきているんだけど、黒字倒産の割合が相変わらず高いんだ。
赤字でも倒産しない会社はあるんだね。
倒産には要因といったものが存在するんだが、必ずしも経常赤字だからと言って、倒産するとは限らないんだよ。
いまいち分かりにくいわね。
そこで今回は倒産に関連する話と、M&Aの現状を少し話してみようと思う。
先輩 ! 今回もよろしくお願いします。
倒産の危機となりがちな資金不足の要因
全国で奮闘する経営者、その中で特に中小企業や零細企業といった経営者の方々は、資金調達の方法で悩むシーンが多いと思います。
経営を円滑に進めて事業を拡大させる為にも、資金の投資は必要不可欠なものですが、資金入手が必要なシーンには、大きく分けてみると二つのパターンがあることがわかります。
やっぱり倒産の主要な要因は資金不足よね。
そうなんだけど資金不足に陥ってしまうケースには、大きく分けて二つのタイプが存在するからそれぞれ見比べてみようか。
ポジティブな資金不足の要因
その一つ目は、ポジティブな理由での資金不足です。
規模的に大きめの受注があり、サービスや生産性の向上を目指す為に、原料や人材確保が必要となるケースです。円納品や施工並びに、サービスを供与する際には、確実性のある報酬が約束されている為、ローンやファクタリングを利用したとしても、利益を残せる攻めの調達が可能となります。
【参考記事】チャットワーク経由でOLTAのファクタリングに申し込んでみた体験談
ネガティブな資金不足の要因
次に、ネガティブな理由で資金難となるケースです。
資金不足となる要因には、取引先への支払いや融資やローンなど金融機関の返済に窮してしまう、人件費や固定費なども含めて、月々の収支がマイナスとなってしまう場合です。
こうした場合は、むやみに借入金を増やしてしまっても、利息や手数料ばかり膨らんでしまい、立ち行かなくなるケースが多いようです。
ポジティブ・ネガティブで分けてはいるけど、前者は積極的な経営策、後者は消極的な経営で長期的な赤字が要因になっているね。
なるほど。分かりやすい説明だわ。
でも、どちらにせよ倒産の危険性がある訳ね。
そのためにも現状変えていくには、何らかの善後策を講じておく必要があるんだ。次の項では同様のケースで、資金調達以外の解決策を見てみよう。
倒産の危機を打開する会社売却・事業譲渡
慢性的な資金難に陥ってしまった場合、企業を預かる経営者として、あらゆる打開策を模索して、一刻も早い資金の注入を行わなければなりません。
ただし、借入金を増やすだけでは、さらに現状の悪化が考えられる為、ファクタリングといった手段をとられる方も多いと存じます。
ファクタリングの場合、数回程度の利用なら問題はないのですが、継続的に利用し続ける為には手数料の高さがネックとなり、長期になればなるほど高金利で首が回らなくなることになります。
特に創業経営者は「赤字解消につながらないから経営を辞めてしまおう」ということにはならないはずです。
長年、心血を注ぎ込んできた愛着のある事業や信頼を持って働いてきた従業員たちを裏切るわけにはいかないといった考えも働きます。
そんな状況下であっても、現在の事業形態や雇用を維持しつつ、なおかつ現状を打破する方法が、会社売却・事業譲渡といった手段です。
ふう、経営者って大変だよね。
ま、会社の一番の責任者だからね。
打開策として会社の売却や譲渡っていうのはわかるけど、赤字経営の会社なんか見向きもされないんじゃないの ?
確かに普通はそう考えるよね。それについては次の項で説明してみようかな。
赤字会社でも譲渡/売却することは可能 ?
素人目で考えてみても、慢性的に赤字経営であった会社を買い取るといった策は、非常に危険性が伴うのではないかと考えるのは当然でしょう。
では、現状を打破を考えた場合、会社売却・事業譲渡といった手段が、本当に有効であるのかを考えてみましょう。
実際問題として売りたいと願っていても買い手がつくのかといった現実的な話です。
これは、いわゆるM&A、つまり企業買収や合併といった話となります。常識的に考えてみれば、これから沈みゆく船を購入するといった人が果たしているのかといった点がネックといえます。
しかし、赤字会社買収のメリットはそれなりにあり、買収する側からすれば特に3つの点で有効活用できる場合もあります。
赤字会社買収の3つのメリット
- 繰越欠損金による節税ができる
- 優秀な人材やノウハウ、営業網を入手できる
- ブランド価値
赤字会社を引き継ぐことは累損の赤字も引き継ぐということになりますので、うまく会社を立て直すことによって、黒字との相殺が可能となります。
また優秀な人材がそのまま残されノウハウを生かせる点、また、ブランド力などはかなり魅力的と言えるでしょう。
なるほど。これがM&Aの本質なのね。
考えてみれば、最初から会社を立ち上げて経営しようと思えば、人材集めや商品の開発、仕入れ先の確保など様々な関門があるからね。それに、それらにかかる費用は莫大なものだよ。
そういえばよく知っているブランドが、別の会社の子会社になっているということが最近よく見かける気がする。
M&Aは一般の人が知らない間に行われていることが多いからね。それに一般的なM&Aは、行う側もされる側も互いにメリットを共有しあえるという特徴があるんだ。
経営が行き詰まってしまった場合、資金調達をするのかM&Aをするのか見極める器量が経営者には求められているということね。
そうだね。うまく締めてくれてありがとう。
もう一つ、投資や資金調達の方法として、マッチングプラットフォームというのがあるから、気になる方は次のURLを参考にしてみるといいよ。
まとめ
昨今、日本でもM&Aが当然の如く行われています。
M&Aは決して大企業のためだけのものではなく、中小企業や個人事業主でもこのM&Aによる事業や会社自体の売却も選択肢の一つとして、様々な方策を模索していく事も、経営者としての正しい姿勢です。
以上、ファクタリングや融資だけではなくM&Aも経営の選択肢にすべきである…でした。
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