ファクタリング利用業種別成功例－物流業界編/運送業

今は私たちが、様々な商品に溢れ、利便性の良い暮らしが支えられているのは、すべては物流がしっかりと整備されているほかなりません。

その中で運送業は、陸送といった形で全国つつうらうらまでトラックで運ばれ、生活の根幹となっている業種の一つです。また運送業は、旅客を運ぶ為の大切な足ともなっています。

運送業事業でのファクタリングのメリット

どうしても、トラック輸送が主流の運送業界では、常に交通事故や交通規制、トラックの突然の故障など、突発的なトラブルが懸念材料となっています。

また、ガソリンや軽油の価格が跳ね上がると、直接燃料費のコストアップにつながり、ともすれば燃料費で大幅な赤字を計上してしまう可能性も捨てきれません。

さらに、数年前から問題になっている、運転手の過労問題ですが、一つの会社だけではなく、業界全体を巻き込んだ是正が行われています。

現在では、過労運転の防止の為、多くの運送会社では、ドライブレコーダーやシステム・オペレーターの導入、タイムスケジュールの調整などによって、随分と緩和されて来ています。

しかしその分、大幅なコストの上昇で、多くの会社が悲鳴を上げているのも事実です。

また、どうしても、ほぼ毎日のように走り続けるトラックは、定期的なメンテナンスや維持費もばかにならず、一定の走行距離を走れば、車両を買い替えなければなりません。

運送業界の主流となるトラックは、2tや4tトラックであり、当然普通乗用車に比べても、購入費がかなり割高感があります。

もちろん、銀行融資やビジネスローンも、視野に入れて業務を行いますが、あまりにその割合を上げ過ぎてしまえば、新規で車両の購入時などに審査に影響を及ぼしてしまいます。

そこで、融資やローンを前提とする、ファクタリングの利用を検討する経営者も、随分と増えてきました。

九州は鹿児島で、叔父の経営する運送会社に勤務して、はや25年経ってしまいました。

叔父の子供たちは、3人すべて女の子で後継ぎもなく、現在は実質的な経営権はすべて私にゆだねられています。

ファクタリングを思いついたのは、車両の老朽化に伴い、年々と利益率が低くなっているのが懸念材料だったからです。

このまま、取引き先銀行の融資枠を増やしてもらうことも検討しましたが、じり貧の脱却する為には、借入金とはならないファクタリングが有効な手立てだと知りました。

今回は、前回から引き続き、2度目の利用となりますが、主な取引き先となっている会社から、東京から鹿児島間の長距離便の依頼があったからです。

これは、単発の依頼などではなく、長期的な取引の見込める話であった為、まずは銀行融資の検討を行いました。

数日経ち、相手先に電話をしてみると、話しを濁しがちで、どうも競合相手がいる様子でした。

すぐにも、返事が欲しいとの事で、少し迷いましたが、安定した取引を得る為に、即座に取引の決断したのがこれまでの経緯です。

3社間ファクタリングではなく、2社間ファクタリングにしたのは、相手先に足元を見られたくないのと、即答した誠意を台なしにしたくなかったからです。

大型トラック3台の購入費に、すでに融資の準備はできていましたが、どうしても頭金を入れる必要があり、結果的には即決で取引を結ぶことにしました。

車両に余裕が生まれた事から、さらに受注を増やすことができるようになりました。

商機は、取引き先がいなければ訪れる事がありませんが、商談の成功は経営者の決断によるものが大きいと言えます。

今回は、融資とファクタリングを、利用した合わせ技と言えるものですが、こうした使い勝手の良さも、ファクタリングならではの強みと言えるでしょう。

＼メリット盛り沢山／