ファクタリング利用業種別成功例－建設/建築業界編/板金工事業

板金といえば、車の傷やへこみを修理する板金工を思い浮かべますが、建築業界での板金工事業は、少し意味合いが異なってきます。

具体的には、板金加工取付け工事や建築板金工事の事を指すもので、建築物の内外装や屋根ふき工事なども、板金工事業の仕事の一環として行われています。

板金工事業と板金塗装の違い

建設関連事業で行われる板金工事は、金属薄板等を加工して工作物に取り付けたり、工作物に金属製等の付属物を取り付ける工事の事を言います。

私たちが、板金のイメージに、車のボディーの修理を真っ先に思い浮かべるのも、板金が金属を叩いたり延ばしたりして補修していることから来るものです。

板金工は、建築板金工とも呼ばれ、外壁の金属サイディングの取り付け工事や、雨樋やダクトの工事を始め、台所や厨房及び食品工場などのステンレス内装張りなど、様々な板金加工の施工を請け負っています。

板金工事の種類としては、板金加工取付工事や建築板金工事、カラー板金貼り付け工事あるいは、ステンレス貼り付け工事などが代表的と言えるでしょう。

板金といえば、屋根ふき工事に見られる、トタン屋根やガルバリウム屋根、ステンレス屋根などがありますが、これらは屋根工事に該当するもので、板金工事業にはあたりません。

簡単に言えば、屋根ふき工事など、屋根以外の板金の加工に関する作業が、板金工事業ということになります。また、自動車の修理工場などに見られる板金工は、板金塗装と呼ばれるもので、板金工事業とは別物と覚えておくとよいでしょう。

板金塗装工場に持ち込まれる車は、交通事故などで大きく破損した車から、日常の小さなスリキズまで多種多様で、塗装仕上げまでを一貫して行います。建設業界の板金工は、ほかの職人たちと同様に、リフォームなども取り扱っています。

知り合いからも、車を修理してくれないかと、よく勘違いされますが、うちの仕事は主にビル施工時などの、タクトの取り付けや厨房関連の施設内の業務です。もちろん、簡単なへこみや擦り傷などは、自分で補修する事もありますが、あくまでも板金塗装工の専門家と比べると、ほんの手慰み程度といったところでしょう。

うちの会社は、親会社の建築関連の仕事を請け負うことが多く、ビルの施工からメンテナンス作業、リフォーム事業など規模の大小にかかわらず、忙しく走り回る毎日です。会社の主な業務は、板金工事業といった狭い枠組みの中だけじゃなく、ビルの施工などでは高所での作業で、玉掛けなどの高所作業車も取り扱っています。

この玉掛けというのは、クレーンなどを使ってワイヤー掛けを行う作業の事で、クレーン運転免許や玉掛けの資格が必要となる作業です。最近は、老朽化したビルの改築作業を請け負ことが多く、作業車を新たに購入する為の資金として、ファクタリングを利用しました。

本来は、銀行融資を願うのは筋ですが、工期の関係で急きょ必要となり、資金入手の手段としてファクタリングを選択したわけです。親会社とは、付き合いも相当長く、多少の融通は利かせてもらえるので、ファクタリングの契約内容を説明し、うまく承諾を得ることができました。

3社間ファクタリングは、ともすれば会社としての信用を失ってしまい、先細りとなってしまう波乱性を含んでいます。

今回のように、売掛先との親密関係が得られれば、手数料の安い3社間ファクタリングが、理想的と言えるでしょう。

最近では、ファクタリング会社が間に入り、3社間ファクタリングをまとめてくれる場合もあるようです。

以上、ファクタリング利用業種別成功例－建設/建築業界編/板金工事業…でした。

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